知っておきたいネクタイ生地、素材別による選び方
ネクタイの素材に使われているのは一般的にはシルク100%が大部分を占めますが、現在のもともとのシルクの供給地は中国が世界の80%を占めており、次いでインド、ベトナム、ブラジルが供給地といわれています。ちなみに日本製のネクタイであっても使用しているシルク糸は、中国からの輸入が大部分になります。また、シルク(生糸)には、、1A~6Aと6段階にランク付けされており、6Aが最高品質となります。ネクタイには5Aランクの糸が使われているといわれています。
近年のシルク糸の高騰と円安の関係でポリエステル100%やシルクとポリエステル交織したネクタイが多数見かけられるようになりました。また、ウールやコットン、リネンといった天然素材を使用したネクタイも多くみられるようになりました。それぞれ素材の特徴を紹介いたします。
シルク=ネクタイに多く用いられる素材で、光沢感、弾力性、シワになりにくいなど利点がある。一年中使用できどんなシーンでも使えるため大変便利です。ただし、繊細な素材な為、家庭での洗濯は不可、クリーニング店へお願いしましょう。
ウール=秋冬のイメージが強く、光沢感はあまりないが、ボリューム感もあり、暖か味があり、冬物の厚手のジャケットや冬用スーツに最適です。秋冬(11月下旬から2月)の短い期間しか使用できないのと、シルク素材と同様に家庭での洗濯はお勧めできません。クリーニング店にお願いしましょう。
コットン=弾力性、吸湿性に優れるが、その反面縮んだり、シワになりやすい。一年中使用できますが、ジャケットスタイルなど少しカジュアルなスタイルに相性がいいでしょう。
リネン=春から夏のイメージが強く、通期性に優れ、速乾性もありスーツやシャツ等にも使用され、夏の快適な素材として多く用いられています。素材としての強度はありますが、シワになりやすいので、クリーニング店に出すのをお勧めします。リネン混のジャケットや麻の入ったスーツに合わせるのがおすすめです。
ポリエステル=弾力性がありシワになりにくい。また、軽くて丈夫な上に発色が良く光沢感があり、シルクに比べるとかなり安く手に入れることができる。また色落ちもしにくく、縮んだりしにくい為、家庭用での洗濯にも十分耐えられます。ただしシルクネクタイと比較すると光沢感、発色ともいいのですが、シルクのような高級感のある風合いにならない。また糸の弾力性がある為、ネクタイを締めたときに緩みやすくなりがちです。
KOBE-PXがおすすめする「SILK BLEND」ネクタイ
KOBE-PX楽天市場では、アパレルOEM生産で培った経験をもとに海外、国内を中心にオリジナルネクタイの販売を手掛けています。ご紹介するのは、ネクタイ生地のタテ糸にポリエステル糸を使用し、ヨコ糸にシルク糸を打ち込んだネクタイです。
一般的に販売されているのは、タテ糸シルク×ヨコ糸ポリエステルのネクタイ生地が多くみられます。通常のネクタイ生地は、ヨコ糸が生地表面に出てくる組織が圧倒的に多く、ヨコ糸にポリエステルを使用すると、生地表面にポリエステルが出てくることになり、シルク糸の持つ高級感が出てきません。KOBE-PXでは、ヨコ糸にシルク糸を打ち込むことで、シルク60%、ポリエステル40%の割合の生地に仕上げました。よってシルク100%のネクタイと変わらない風合いを出すことができます。光沢感や手触りの良さは流通しているシルク100%ネクタイと遜色ない上に、タテ糸にポリエステル糸を使用することで、強度や耐久性が向上しました。
提携工場の紹介
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